arveltのソフトウェア技術メモ

Arvelt's software technology memo

2016年を振り返って

去年立てた目標

フロントエンドは諦めたので、サーバー側の勉強をしていく。いかしたAPIはどういうものか?そのための適切な設計は?テストの書き方は?そういう感じのこと。 品質について体系的なことを知りたい、というのは諦めない。 ブログをちゃんと書く。ちゃんと普段から勉強してれば月に1つくらいは書くことあるというのは経験上わかっている。それができるくらいには学習を怠らないようにしなくてはいけない。 やらない言い訳のために自分でハードル上げてしまっている気がするので、もっと気軽にアプリケーションを作りたい。ライブラリだか、ゲームだかはわからないけれど、とりあえず3日くらい勢いで書いて公開方法はあとから考えるくらいの気軽さで取り組めるメンタルに変えていきたい。 あと漫画かけるようになりたい。

目標を達成したか

  • サーバー側の勉強
    • 明確にこのために取り組んだものはない
  • 品質について
    • やっていない
  • ブログ書く
    • 去年よりも減った
  • 気軽にアプリ作る
    • pkmn-tool.appspot.com とか作った
  • 漫画書く

所感

全然やれてないなぁと自分で思った。プログラミングがうまくできなくてとにかくプログラミングができるようになりたいと思っているのだが、だいぶ迷走しているのだと思う。1つには基本的なことを何も知らないのだということについてちゃんと受け入れて勉強するべきだと思っている。

そこで、コンピューターサイエンスをちゃんと勉強したいと思う。とはいえ、じゃあ仕事で目の前のコードを書くときにその価値があるのか?というと多分そんなに差はない。知っていれば役に立つことも万が一ある、程度でしかない。でもだからこそそういう部分の積み重ねで差がついてしまっているのだと考えている。

勉強なくちゃいけない、プログラミングできるようにならなくちゃいけない、と思っていてもじゃあ何をしたらいいのかというのはよくわかっていなかった。そんな中例えば Google Tech Dev Guide こういうページがあって、一人前のソフトウェアエンジニアになるために勉強することが並んでいる。これはとてもありがたくて上から順番にやっていこうと思った。

そして挫折したのだ。私は学生がやるようなこういったものを学ぶことのできるレベルにさえ至っていないということだった。だからそこにいたるまでを1つずつ丁寧に積み上げ直すしかないだろうと思っている。それで仕事ができるようになるかというと多分関係ない。そこまでわかっていてもやるしかない。他にやり方はわからないからだ。

仕事でやるプログラミングをうまくやれるようになるための方法として、いろんなコードを読むようにすることを考えている。これは薄々感じていたのだが、私が今まで読み書きしたコード量はいわいるすごい人と比べたら圧倒的に少ないのだ。そこに問題の本質があるように思う。仕事で使っているdjangoとか、pythonらしいコードとして評判だったGAEのPython SDKとかを読んでみたいと思う。

漫画を書きたいと思って例大祭で同人デビューした。やりたいやりたい言いながら手を付けなかっていなかったことに挑戦したのはがんばったと思う。あとこっちは趣味なので当然だけど、プログラミングの勉強をするよりもずっとずっと楽しいのだ。今後もやりたい。

来年の目標

思考する機械コンピューターを読んで

思考する機械コンピューターを読んだ。とてもおもしろいのでみんな読んだほうがいいと思う。 コンピューターサイエンスを勉強してみたくてやろうと思って講座みたいなやつを眺めていたんだけどまず何言ってるかわからないみたいなことになって困った。そもそもどういうことを考えるのがコンピューターサイエンスなのだろうかと知りたいなぁと思ってたらこれがおすすめされていたので買った。特にCPU、というか演算装置っがいったい何なのかがよくわかっていなくて、読んでも全部わかったわけじゃないけどなんとなくとっかかりがつかめたのが良かった。

  • ブール代数
    • AND
    • OR
    • NOT
  • ビット
    • 違いを表す最小の単位
  • 論理回路の実装
    • ビットを表現できれば物はなんでもいい。木と棒、電流、水流、1と0。
    • 複雑な入力や出力を持つ論理関数も論理回路の組み合わせで表現できる
  • コンピューターの基本部品
    • スイッチ:複数の信号を1つにまとめる
    • コネクタ:スイッチ同士を結ぶ分岐可能な配線
    • レジスタ:情報を保存する
  • 有限状態機械
    • ブール論理で表現されたルックアップテーブルと記憶装置で表現される。
    • シーケンス(連続した処理の手順)を認識できる
  • チューリングマシン
  • アルゴリズム
    • 計算可能なものを計算する手続き。
    • 計算量に基づく処理時間が大きく変わる。
  • ヒューリスティクス
    • アルゴリズムで解くと現実的ではない時間がかかってしまうような問題で、答えの精度は下がる代わりにだいたいの場合に正しい回答を得るような方法
  • データ圧縮
    • グループ化
    • 意味のある情報だけを残す
  • 並列コンピューター
    • 優れた並列処理はデータの違う部分をそれぞれのプロセッサが担当する
  • 人工知能
  • 工学的手法以降
    • 進化論的シミュレーション

文庫 思考する機械コンピュータ (草思社文庫)

文庫 思考する機械コンピュータ (草思社文庫)

P8H67-V REV 3.0をWindows10でスリープから復帰しない話

困ったこと

ASUS P8H67−V Rev3.0がWIndows10でスリープから復帰できない、ブルースクリーンになる。

 

対応方法

Station-Drivers - X99 OC Formula から Intel Chipset Device Software Driversをダウンロードしてインストールしたら直った。

 

経緯

ASUSマザーボード、P8H67−V Rev3.0を使用している。これをWindows10にアップグレードしたときに、スリープから復帰できなくなったり、メモリー系のエラーを出してブルースクリーンを吐いたりするようになった。この異常の直後はUSB周りのドライバが死ぬことは知っていた。 しかし何をすれば解決するのかがわかならなかった。

これを書いた前日の深夜、とうとうあらゆる操作を受け付けずに起動できなくなった。新しいメディアからクリーンインストールしてもうまくいかない、そしてデバイスマネージャーからドライバを更新しようとして、OSに対応するバージョンがありませんという趣旨のエラーメッセージを見た。これで原因がわかった。

 

マザーボードのドライバがWindows10に対応していない。

ならばと思ってASUSのサポートサイトを見に行ってもサポート対象?がWindows8.1までしか用意されていない。これはどうしたものかとおもいきや、すでに同じことで悩んでいた人がいた。

価格.com - 『Windows10 64bit使用でのエラーについて』 ASUS P8H67-V REV 3.0 のクチコミ掲示板 

これによるとStation-Drivers - X99 OC Formula が型番違いだがこのチップセットドライバを使うことができるようだ。このままでは動きやしないしし、いちかばちかいれてみた。結果うまくいった。

 

しかし困難は続いた。Windos10は足りていないドライバを勝手にインストールしてくれる機能がある。動作を確認しているうちにこれが働いたようでグラフィックドライバが入った。しかしすでにnvidiaのドライバがインストール済みであった。深く考えずに再起動した。そして画面は暗黒のまま沈黙した。 

それを見て気づいた。ドライバが競合して死んだらしい…。

セーフモードですら暗黒を保った。散々調べ続け試し続けた結果、ビデオだけが問題であったので、低解像度起動すると操作できることがわかった。グラフィックドライバを改めて入れなおし事なきを得た。

 

これで直ったと信じたい…。

 

<次の日に追記> 

直ってなかった。

再起動したら再び黒い画面。

上記で入ったマザーボードのドライバとビデオカードのドライバが競合状態にあり、うまく表示されない。マザーボード側のビデオドライバを無効にすることでちゃんと表示されるようになった。

 

appengine ja night #33 に行った話

行ってました。

今年に入ったあたりから職種を変えて私自身もapp Engine上での開発をするようになりました。のでapp engineの勉強中です。

弊社プロダクトはpythonで作ってるですけど、みんなgoかjavaばかりで結構悲しい気持ちになりました。まあstandard環境でpython3が使えないからしょうがないね…早く使えるようになってほしいですね 

 

資料はこのへん。

appengine ja night #33 - 資料一覧 - connpass

 

面白かった箇所

「メルカリ アッテ」を支える Google App Engine と Golang // Speaker Deck

DAU 100万人で 課金額が200万くらい

 

GoogleクラウドとApp Engineで実現したドローン業務利用

資料見当たらないけど、これは話自体が面白かったやつです。

ドローンを使って建築現場の撮影をしてそれを地図に重ねてあわせてWeb上で見えるようにするところまでをひとまとめとして提供という。

3D詳しくないので、ポリゴンではなく点群なんですって言われても凄さがよくわからなかったり、地図に詳しくないのでGoogleMapはWebメルカトル図法と呼ばれる形式で、国土地理院地図はXYZ形式?だかいう名前のらしい、とかいうのを聞いてもあんまりピンと来ないわけです。

もちろん本業でない以上別に自分で作れるくらい把握できる必要はありません。とはいえせめてどんな話をしてるかくらいはわかるように、浅く広く勉強しておきたいなぁと思いました。

 

ucon-ajn33 // Speaker Deck

Endpointよりもswaggerの方がいいのか!というのが伝わってきた

 

GAEレスポンスの1桁ms化

これも資料見当たらないんですけど、興味深い話。

GAEはいままではUSにサーバーがあったわけで、通信が海を超えるわけです。そうするとどんなに簡易な通信でも必ず300ms程度のオーバーヘッドが存在する。ここがgaeが遅いとか言われる1つの原因になっています。

解決法の1つはAsiaにリージョンができることです。これはやっと2016/7にTokyoリージョンができるという話があります。でもすでにUSで動いてるアプリは移動できません、それに今すぐ早くしないとまずいんだということもありえます。

じゃあ東京リージョンをまたずにCDNを使ってしまえということでFastlyを使った話をしていました。

Fastlyは日本にDCがあるので、海を超えずとも通信ができます。物理的に近いというのは強みになりえるのです。

値段も、想定される東京リージョンと比べてもそんなに遜色ないようなので、こっちでもいいんじゃね?というのは興味深いところでした。

 

pythonを書く話

今年になってからpythonを書くことになって復習がてらなんか書いたりしてました。

 

こんなのとか。

https://github.com/arvelt/weather-python

 

これはちょっと時間はかりたいって時に書いた関数を外に出しただけ。

https://github.com/arvelt/measure-time

 

Pythonはなんというか、変な癖がなくて結構わかりやすくてとてもいいと思いました。ただ2系と3系の断絶がかなりつらいですね。仕事ではGAEと使うので2系を覚えるんですけど、最近3系も使えるっぽいようになりましたが、既存の資産をいきなり差し替えることはできないので、今後も2系とは長く付き合うことになりそうです。

 

2015年を振り返って

去年立てた目標 

Paasで何か1つ作る。ライブラリのようなものを1つ作る。フロントエンドに関する潮流を追いかける。品質管理に関する学習をする。扱う対象について。Javascriptcss、それらを扱うフレームワークGoogle製品全般、pythonとそれらを扱うフレームワーク。このへんを深めていきたいと思います。

趣味の目標としては、Unityを触って1品ゲームを作ること。DirectXを触って3Dへの造形を深めること。漫画の練習をすること。

 

目標を達成したか

・Paasで何か1つ作る

 →やってない。

・ライブラリのようなものを1つ作る。

 →やった。ダンジョン生成プログラムを作ってPyPiに登録した話

・フロントエンドに関する潮流を追いかける。

 →一応やってた。

・品質管理を学習。

 →やってない。

・Unityで作る。

 →やってない。

DirectX触る。

 →やってない。

・漫画の練習

 →一応やってた。

 

所感

2015年は非常に自分が書いたブログ記事が少なくて、これはつまり何もしていなかったので書くことがなかったのだと気づいた。立てた目標もすっかり忘れてたいたし。ゲームのことは別ブログに書くことにしているが、そっちは大量に記事があってなるほどね?みたいな気持ちになった。そういうことだったかー。

Unityでローグライクを作ろうとしてダンジョン生成のアルゴリズムの試作として作ったライブラリを公開したのはよかったが、結局Unityがめんどくさくて作り始めることができなかった。私はUnityの使い方を覚えたいのではなくて、ゲームのアルゴリズムを考えたいのだ。

なにか流行りの技術を試そうとしてhello worldと表示してみても、何も頭に残らずとても触ったとはいえない。そういうものを、一通りまとまった機能の束として試さなくては何も身につかない。そういう開発の環境と公開できる環境がどうしても必要だが、それを用意するハードルが想像以上に高いものだと気づいてきた。どうにかしたい。

最近プログラミングをすることが嫌になってきている気がする。転職して以降仕事ではフロントエンドをやっていたのだが、それが合わなかったのだろうか?これからはサーバー側に行ってみてもいいかもしれない。

プログラミングがそもそも好きじゃないというのはこの仕事についた瞬間から自覚していて自分にとってはいまさら過ぎる話ではある。それと仕様を考えるっていうのがとにかくできなくてどうすればそういうのがうまくなるのかいまだにわからないのでその辺りを勉強したいとずっと思っている。

YAPCとPyconに行った。たまにいくと自分もなんかやらなきゃ!!!みたいな気持ちが3日くらいは維持できるのでそれなりに有効だと思う。

 

2016年の目標

フロントエンドは諦めたので、サーバー側の勉強をしていく。いかしたAPIはどういうものか?そのための適切な設計は?テストの書き方は?そういう感じのこと。

品質について体系的なことを知りたい、というのは諦めない。

ブログをちゃんと書く。ちゃんと普段から勉強してれば月に1つくらいは書くことあるというのは経験上わかっている。それができるくらいには学習を怠らないようにしなくてはいけない。

やらない言い訳のために自分でハードル上げてしまっている気がするので、もっと気軽にアプリケーションを作りたい。ライブラリだか、ゲームだかはわからないけれど、とりあえず3日くらい勢いで書いて公開方法はあとから考えるくらいの気軽さで取り組めるメンタルに変えていきたい。

あと漫画かけるようになりたい。

 

PyconJP2015に行ってきた話

いってきました。

起きられないので基調講演とか行ってないです。

聞いたやつ 

 

1日目

MinecraftをPythonで遊ぶ

mcpiがpython3に対応してないからフォークして直したし、すぐ動かせるdockerファイルも用意したよ!とかいう素敵な内容でした。試してみたらちゃんと動いてたし凄い。

 

Pythonで作る俺様サウンドエフェクター

ギター片手にスピーチ。入力した音をpythonでいじって遊ぼうみたいな感じでおもしろかった。私もやってみたい。

 

【混沌と秩序】pip/Virtualenv(venv)/setuptoolsそしてWarehouse… パッケージング最前線 #PyConJP_M #pyconjp - Togetterまとめ

資料見つからないんですけど公開してないんでしょうか…?こういうのこそ見直したいのに…

 

あとあーらんの話もいたけど英語だったのでさっぱりわからなかった。

 

2日目

Pyconjp2015 - Python で作って学ぶ形態素解析

形態素解析ってどういうときに使うんでしょう。検索エンジンとか、辞書アプリとかですかね。

 

PyPIデビュー2015

実際dungeon-generatorっていうライブラリをpypiに上げてみたときに色々やりました。ちゃんとできてない気がするので見なおそうかな…という気持ちです。

 

所感

・どこかでもう言ってたけどpyconは真面目な雰囲気で心地良い。つまらん悪ノリとかあまりない感じ。

・その分内容は難しい気がする…?

・今回の最年少スピーカーが15歳ということで、私もがんばらねばーみたいな気持ちになった。カンファレンスはこのやる気をもらうために行ってる感じがします。

・そのうち発表とかしてみたいけど、普段python使ってないですね

・弊社サービスはGAEで運用しておりますゆえpythonと言えば、Google App Engineだと思ってたんですけど、その話してる人まったくいなくてpythonの人達の間でさえそんな扱いなのか…という悲しい気持ちになりました。

 ・プレゼントでTシャツが当たりました。ありがとうございます。