arveltのソフトウェア技術メモ

Arvelt's software technology memo

ライト、ついてますか?読後まとめ

名高い名著。ライト、ついてますか?を読んだのでまとめ。

プログラマの仕事は、ソフトウェアを使って何かの問題を解決することです。
そのとき一番むずかしいのは、問題を解くことよりも、何が問題であるかを明確にすることです。
そのような、物事と問題と解決ということについて、例示とユーモアを交えて書いています。


○何が問題か
解答に飛びつく前に、何が問題なのかを考える。
問題とは、望まれた事項と認識された事項の間の相違である。


○問題はなんなのか
問題の解法を問題の定義と取り違えるな。
正しい問題定義が得られたという確信は決して得られない。だがその確信を得ようとする努力は、決してやめてはいけない。


○問題は本当のところなにか
問題を認識することが最も難しい場合がある。
その問題の定義でうまくいかない理由が3つ上げられないのならば、いまだ問題を理解しているとは言えない。
新しい視点は必ず新しい不適合を作り出す。
自分は何を解こうとしているのか。


○それは誰の問題か
彼らが自分の問題を自分で解けるときは、変わりに解いてやる必要はない。
問題に関係ある人物が、その問題を抱えていないなら、その人の問題にしてしまう。
彼らがそれを問題であると気づいてないなら、思い出させてあげよう。「ライト、ついてますか?」


○それはどこからきたか
問題の出所はしばしば自分自身の中にある。
問題の根源が存在しないなら、問題の発生源に送り返してしまえ。


○われわれはそれを本当に解きたいか
人々は、くれといったものを出してやるまでは、何がほしかったか知らぬものである。
得られる解答は私たちの望んだものではないかもしれない。それを本当に解きたいか?
順応した事物は問題を考えるときに除外されやすい。魚、水をみず。


ライト、ついてますか―問題発見の人間学

ライト、ついてますか―問題発見の人間学