arveltのソフトウェア技術メモ

Arvelt's software technology memo

「UNIXという考え方」を読んだ

古典的名著だが読んでいなかったので読んでみた。

 

主に以下の内容が書いてある。
1. スモール・イズ・ビューティフル
2. 1つのプログラムには1つのことをうまくやらせる
3. できるだけ早く試作する
4. 効率より移植性を優先する
5. 数値データはASCIIフラットファイルに保存する
6. ソフトウェアを梃子として使う
7. シェルスクリプトによって梃子の効果と移植性を高める
8. 過度の対話的インターフェースを避ける
9. すべてのプログラムをフィルタとして設計する

 

一番有名な1角プログラムには1つのことをうまくやらせる、などは今読んでも納得がいくし、逆に今はあまり関係ないかという思うような話もある。個人的にはすべてのプログラムをフィルタとして設計するというのはなるほどと思わされた。独自技術症候群、のちに車輪の再発明はするななどと言い直される概念ももうこの当時あったのだと思った。
今読んでも新しい発見があり面白かった。